沖縄旅行の締めくくりや始まりとなる那覇空港での食事は、家族みんなで楽しみたいですよね。
でも、いざ子連れでのランチとなると、お店選びには本当に悩みます。「飛行機が見えるレストランなら子供が喜んで食べてくれるかな?」とか、「できれば個室や座敷があって、周りを気にせずゆっくりできる場所がいいのに」といった親としての希望がある一方で、「フードコートでサクッと手軽に済ませたい」「せっかくだから最後に本格的な沖縄料理や沖縄そばを食べて帰りたい」という気持ちもあったりして、なかなか決めきれないものです。
私自身も、フライトまでの限られた時間の中で、子供がぐずらないか、食事に時間がかかりすぎて乗り遅れないかなど、ドキドキしながらお店を探して空港内をさまよった経験が何度もあります。特に荷物が多い状態での移動は、それだけで体力を消耗しますよね。この記事では、そんなパパやママの不安を少しでも軽くできるように、私が実際に何度も足を運んで調べたおすすめスポットや、知っておくと絶対に便利な裏技情報をたっぷりとご紹介しますね。これを読めば、空港でのランチタイムが「単なる待ち時間」から「旅の楽しい思い出」に変わるはずです。
那覇空港にはたくさんの飲食店がありますが、子供と一緒に楽しく、かつストレスなく食事ができるお店となると、いくつかポイントを押さえておく必要があります。味はもちろんですが、提供スピード、座席の広さ、そして何より「子供が飽きない工夫」があるかどうかが重要です。ここでは、子供のテンションが上がること間違いなしのビュースポットから、親も嬉しい沖縄らしいお店まで、私の実体験に基づいて厳選してご紹介します。
まず最初にご紹介したいのが、国内線エリア4階にある「レストラン風月」です。ここの最大の特徴は、なんといっても滑走路を一望できる圧倒的なパノラマビューです。お店に入った瞬間、大きな窓の外に広がる青い空と海、そして滑走路が目に飛び込んできます。離陸に向けて加速する飛行機や、着陸してくる飛行機が次々と現れるので、乗り物好きのお子さんなら釘付けになること間違いありません。
私のおすすめは、やはり窓際の席です。ここなら食事中も子供が景色に夢中になってくれるので、「早く食べて!」「座って!」と叱る回数が激減します。親も比較的ゆっくりと食事を楽しむことができますし、離着陸の瞬間を一緒に見て「大きいね!」「飛んだね!」と会話も弾みます。特に男の子にはたまらないスポットのようで、私の息子もここに来るといつも大興奮です。窓際席は人気ですが、回転も比較的早いので、少し待ってでも座る価値は十分にあります。
メニューは和食、洋食、中華と幅広く揃っている、いわゆる「デパートの食堂」のような安心感のあるスタイルです。これが実は子連れ旅行には非常にありがたいポイントなんです。例えば、おじいちゃんおばあちゃんと一緒の3世代旅行の場合、おじいちゃんは和食、子供はハンバーグ、ママは中華…といった具合に、全員の好みがバラバラでも全く問題ありません。お子様ランチも用意されており、おもちゃが付いてくるセットもあるので、子供の機嫌を取るには最適です。
ここがポイント!
デザートの「氷いちごミルク」は驚くほどのビッグサイズ!ストロベリーアイスと練乳がたっぷりで、子供たちへの最高のご褒美になりますよ。ただし、大人でも一人で食べるのは大変なほどかなり大きいので、家族みんなでシェアして食べるのがおすすめです。
沖縄に来たら一度は食べたいアメリカンなファストフード「A&W(エイアンドダブリュー、通称エンダー)」。実は国内線3階のチェックインロビーの奥、JAL側の南ウイングの端にあるこの店舗は、知る人ぞ知る絶景スポットなんです。4階のレストランとは違って、3階は目線が地面(グランドレベル)に近いため、見え方が全く異なります。
ここでは、駐機している飛行機が目の前に迫り、荷物を積み下ろす作業車や、飛行機を引っ張るトーイングカー、燃料給油車などが慌ただしく動き回る様子が間近に見られます。空を飛んでいる飛行機よりも、こうしたメカニカルな動きや「働く車」が好きなお子さんには、4階よりもこちらの方が興奮度が高いかもしれません。窓際のカウンター席は人気が高いので、空いていたらラッキーです。
A&Wといえば「ルートビア」が有名ですが、独特の薬草のような風味(湿布の味とも言われますね)は、子供にはかなりハードルが高いです。興味本位で頼むと飲めなくて残してしまう可能性大なので、オレンジジュースなどを選ぶのが無難です。また、サイドメニューのポテトにも注意が必要です。
注意点
A&W名物のくるくる巻かれた「カーリーフライ」は、スパイシーな味付けがクセになる美味しさですが、小さなお子さんには少し辛いかもしれません。普通のストレートなポテト「スーパーフライ」も選べるので、辛いのが苦手な子や幼児の場合はそちらをチョイスすることをおすすめします。
「お昼時の国内線エリアはどこも行列で入れない…」「フライトまで時間がないのに並んでいられない!」そんな時にぜひ足を運んでほしいのが、国際線エリア側(際内連結ターミナルを含む)にある飲食エリアです。「国際線まで行くの?」と思うかもしれませんが、現在は国内線と国際線は連結通路(ゆいにちストリート)でシームレスに繋がっているため、国内線2階から動く歩道を使って、混雑状況にもよりますが徒歩5〜10分程度で移動できます(通路が広いのでベビーカーでも非常にスムーズです)。
このエリアは天井が高く開放的で、通路も広々としているため、大きなベビーカーを押しての移動がとにかく楽ちんです。国内線のレストラン街のようなごちゃごちゃした混雑に巻き込まれることが少なく、席を確保しやすいのが大きなメリット。ゆったりとしたソファ席やテーブル席が多いエリアもあり、赤ちゃん連れでも落ち着いて過ごしやすい雰囲気です。大きな窓からは海が見える場所もあるので、旅の終わりの気分転換にもなりますよ。
フードコート・飲食エリアの魅力は、何といっても選択肢の多さです。ラーメンや沖縄料理、軽食系など「それぞれが好きなものを選びやすい」構成になっていることが多く、「パパはガッツリ」「子供は麺類」など意見が分かれてもまとまりやすいのが助かります。
なお、沖縄の老舗ステーキ店「ステーキハウス88」は、国際線側の際内連結ターミナル施設3階に店舗があります(同じ連結エリア内なので、流れで立ち寄りやすいのも魅力)。セルフサービスでお水がもらえる場所があるのも地味に嬉しいポイントですね。
沖縄のソウルフードとして大人気の「ポークたまごおにぎり(ポーたま)」。国内線1階の到着ロビーにある店舗は、到着した観光客と出発前の観光客が重なる時間帯に特に混みやすく、タイミングによっては店外まで列が伸びることもあります。子連れでフライト前に長時間並ぶのは大変ですし、並んでいる間に子供が限界を迎えてしまうこともありますよね。
そこで私が強くおすすめするのが、国際線側(連結エリア)の4階フードコート内にある「ポークたまごおにぎり(ポーたま)」の国際線フードコート店をチェックしてみることです。国内線側に比べて人の流れが分散しやすく、時間帯によっては待ち時間が短い(またはほぼ無し)こともあります。メニューのラインナップも似ているため、「どうしてもポーたまを食べたい!」という時の有力候補になります。
ポーたまは店舗によって座席の有無や席の混み具合が変わります。国内線側もイートイン可能と案内されていることがありますが、混雑時は「座って食べられるかどうか」が運用・タイミング次第になりがちです。
その点、フードコート側は周辺に多数のテーブル席があるため、うまく席が確保できれば座って食べやすいのがメリット。おにぎりなら子供も手づかみで食べやすいですし、ボロボロこぼしてもフードコートならサッと拭き取れます。「エビタル」や「ゴーヤの天ぷら」が入ったおにぎりはボリューム満点で、親も大満足。サイドメニューの唐揚げやポテトも子供には人気ですね。
旅の最後に「やっぱり沖縄そばが食べたい!」という時には、国内線4階の「郷土料理の店 琉球村」や「そば処 琉風」がおすすめです。沖縄そばは、ラーメンほどうどんほどコシが強くなく、スープもカツオ出汁が効いた優しい味付けなので、離乳食完了期くらいの小さなお子さんでも取り分けしやすい「神メニュー」と言えます。
特に「琉球村」は、沖縄のテーマパークが運営しているだけあって、赤瓦の屋根や古民家風の内装など、雰囲気も抜群です。「沖縄に来たな〜」という余韻に浸りながら食事ができます。定食メニューも豊富なので、パパは(運転や搭乗予定に配慮しつつ)オリオンビールと一緒にラフテーやグルクンの唐揚げを、子供は沖縄そばを、といった楽しみ方もできます。麺類は子供の食いつきが良いので、親としても食べさせるのに苦労しません。
一方の「そば処 琉風」は、麺専門店に近いスタイルなので、提供スピードが比較的早いことが多いです。麺類以外にもカツ丼などの丼ものもあり、ガッツリ食べたい派にも対応しています。どちらのお店も子供用の取り皿やフォークなどは用意されていることが多いので、安心して入店しやすいですよ(混雑時はスタッフさんに声をかけるとスムーズです)。
国内線1階の南側寄り(JAL側からさらに奥、到着口Aの近く)にある「空港食堂」は、その名の通り空港職員さんも日常的に利用する食堂ですが、一般客も利用可能な隠れた名店です。空港内のレストランは観光地価格になりがちですが、ここは非常にリーズナブル。沖縄そばやチャンプルー定食が1000円以下で食べられるメニューがあることも多く、家族全員分の食事代を抑えたい時には本当に助かります(価格は変更されることがあるため、店頭表示で確認してくださいね)。
ここは「食堂」という名の通り、おしゃれなレストランではありません。食券を買って、セルフでお茶を汲むスタイルです。でも、その気取らない賑やかな雰囲気が、子連れには逆にありがたいんです。多少子供が騒いでしまっても、店内の活気ある音にかき消されるので、高級店のように縮こまる必要がありません。
そして何より、提供スピードが驚くほど速いです。食券を渡してから数分で料理が出てくることも珍しくありません。「レンタカーを返すのに時間がかかってフライトまで時間がない!」という時の駆け込み寺としても重宝します。個人的にはここの「ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)」が美味しくて大好きです。
| 店舗名 | エリア | ジャンル | 予算目安 | 子連れおすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| レストラン風月 | 国内4F | ファミレス | 1000円〜 | ★★★★(景色最高) |
| A&W | 国内3F | バーガー | 〜999円 | ★★★★(間近な飛行機) |
| ポークたまご | 国際線側(連結エリア) | おにぎり | 〜999円 | ★★★★★(混雑回避の選択肢) |
| 空港食堂 | 国内1F | 沖縄料理 | 〜999円 | ★★★(安くて早い) |
お店選びも大切ですが、空港という特殊な環境でスムーズに食事を済ませるためには、いくつかのコツや事前の心構えが必要です。移動距離やトイレの場所、子供の機嫌など、不確定要素が多いのが子連れ旅行。ここでは、私が実際に体験して感じた「知っておくと役立つ情報」をまとめました。
「子供が小さいから、できれば靴を脱いで上がれる座敷や、周りを気にしなくていい個室がいい」と考えるパパママは多いですよね。私もハイハイ時期の子供を連れていた時は、必死に座敷を探しました。しかし、残念ながら那覇空港内には、ランチで気軽に利用できる完全個室や座敷のある飲食店は多くはありません。(もし個室対応があっても、予約制・団体向け・時間帯限定など条件が付くことがあるため、当日頼みで探すと難航しがちです。)
ネットで「那覇空港 ランチ 座敷」と検索するといくつかのお店がヒットすることがありますが、よく見ると空港からモノレールで一駅離れた「小禄駅」周辺の居酒屋やそば屋だったりすることが多いんです。フライト前の貴重な時間に空港の外に出るのはリスクが高いですよね。
空港内で完結させたい場合は、「ファミレス(風月やロイヤルホスト)のボックス席」を利用して子供を奥側に座らせるか、「国際線側の飲食エリアの広めの席」を座敷の代わりとして活用するのが現実的な解決策になります。特に人通りが少なめの場所の席を選ぶと、比較的プライベート感を確保しやすいので狙い目です(ただし人気の席は早い者勝ちなので、空いていたら迷わず確保しましょう)。
食事の前後に子供の体力を少し発散させておくと、その後の機内でも静かに過ごしてくれる確率がグンと上がります。「お腹いっぱい」+「適度な疲れ」=「機内でのお昼寝」という勝利の方程式を目指しましょう。那覇空港には、無料で遊べるキッズスペースがいくつか用意されています。
キッズスペースの場所
これらの設備については、那覇空港旅客ターミナルビルの公式サイト(出典:那覇空港旅客ターミナルビル株式会社)のフロアマップでも詳細な場所を確認できますので、事前にチェックしておくとスムーズですよ。
アレルギーをお持ちのお子さんがいる場合、初めて入るお店での食事は不安が尽きませんよね。那覇空港内の大手チェーン店である「ロイヤルホスト(国内線4F)」や「A&W」などは、アレルギー情報の開示が進んでおり、メニュー表や公式サイトで詳細を確認できるため、比較的安心して利用できます。
また、離乳食の持ち込みについては、どのお店も基本的には快く対応してくれることが多いです。とはいえ店舗ごとにルールや混雑状況が異なるため、心配な場合は一言スタッフさんに確認するのが確実。「持ち込みNG」と言われたことは私の経験上ありませんが、レストランで市販のベビーフードを広げるのが少し気まずい…という方は、やはりフードコートが最強です。周りも家族連れが多く、持参した離乳食を食べさせている風景は日常茶飯事です。電子レンジを使いたい場合は、お店の方やインフォメーションで相談してみると対応してもらえることもありますし、空港内のコンビニでおにぎりなどを買ったついでに温めさせてもらうのも一つの手です。
お昼時(11:00〜13:00頃)の那覇空港、特にアクセスの良い国内線4階のレストランフロアは大変混雑します。人気店ではウェイティングリストに名前を書いて、子供をあやしながら30分以上待つ…というのは、フライト時間が迫る中ではかなりのストレスになります。
私の戦略としては、時間に余裕があるなら迷わず「国際線側(連結エリア)」へ移動することをおすすめします。国内線2階から連絡通路(ゆいにちストリート)を通って徒歩5分ほどかかりますが、動く歩道もありますし、何より到着した先が空いている時の開放感はたまりません。移動時間を考慮しても、国内線の行列に並び続けるより早く食事にありつけることが多いですよ。
もし、どの店も混んでいてどうしようもない!という場合は、無理にお店に入るのを諦めて、2階の売店で「空弁(そらべん)」や「ポーたま」を買い、見学者デッキ(展望デッキ)や待合ロビーの椅子で食べるのも立派なピクニックランチになります。なお、見学者デッキは現在は無料で開放されています。天気が良ければ、デッキは最高のレストランに早変わりしますよ。
那覇空港での子連れランチは、その時の状況(残り時間、子供の機嫌、親の疲労度)に合わせて、「何を優先するか」でお店選びが変わってきます。最後に、シチュエーション別のおすすめをまとめておきますね。
飛行機の時間や子供の機嫌に合わせて、これらのお店を使い分けてみてください。トラブルも含めて、家族みんなで囲む食卓は旅の大切な思い出になります。皆さんの沖縄旅行の締めくくりが、笑顔いっぱいの楽しい時間になりますように!
免責事項
本記事の情報は執筆時点のものです。メニューの内容や価格、営業時間などは変更される可能性があります。特に空港の運用変更により、営業時間や提供内容が変動している場合もありますので、正確な情報は各店舗の公式サイト・空港公式情報・店頭掲示をご確認ください。アレルギー対応などについては、最終的な判断はお店の方や専門家にご相談いただくようお願いいたします。