沖縄観光の割引チケット完全ガイド!美ら海パスやバスセットを徹底比較

沖縄観光の割引チケット完全ガイド!美ら海パスやバスセットを徹底比較

これから沖縄旅行を計画している皆さん、旅費の計算をしていて「意外と観光施設の入場料って高いな」と感じていませんか。家族みんなで沖縄観光を楽しむとなると、飛行機やホテル代だけでなく、現地でのチケット代も大きな出費になりますよね。

私自身も最初は何も考えずに窓口で定価を払っていましたが、後から「もっと安く買える方法があったのに」と後悔した経験があります。そこで今回は、美ら海水族館をはじめとする人気スポットをお得に回れる割引チケットや、道の駅での購入方法、さらにレンタカーなしでも安心なバスセット券に関する情報を徹底的に調べ上げました。

皆さんの旅のスタイルにぴったりの方法を見つけて、浮いたお金で美味しい沖縄そばやステーキを楽しんでしまいましょう。

記事のポイント
  • 主要な3つの周遊パスの料金と特徴の違い
  • 道の駅許田で買える美ら海チケットの最新価格
  • スマホ完結型のデジタルチケットのメリット
  • レンタカーなしでもお得に観光できるバスセット情報
目次

沖縄観光の割引チケットを徹底比較

沖縄の観光地をお得に回るためのチケットは、実はものすごい種類があるんです。「どれを買えばいいのか分からない」と迷ってしまう方のために、まずはメインとなる周遊パスや購入場所ごとの特徴を分かりやすく整理してご紹介しますね。

沖縄観光の割引チケットを徹底比較

おすすめの周遊パス3選と違い

沖縄本島をがっつり観光するなら、単体でチケットを買うよりも「周遊パス」を利用するのが圧倒的にコスパが良いです。現在、旅行者の間でよく使われている主要なパスは大きく分けて3つあります。「似たような名前ばかりで何が違うのか分からない」という声もよく聞くので、それぞれの特徴やメリット、そしてどんな旅のスタイルに合っているのかを徹底的に分解して比較してみましょう。

1. 安定と信頼の「美ら海とくとく5パス」

まず最初に挙がるのが、JTBなどの大手旅行会社が取り扱っているロングセラー商品「美ら海とくとく5パス」です。このパスの最大の特徴は、沖縄観光の代名詞である「沖縄美ら海水族館」の入館券が固定で付いており、それに加えて約15の人気施設の中から好きな4施設を選べるという点です。合計5施設に入場できるため、2泊3日や3泊4日で沖縄本島を縦断的に観光するプランに最適です。

基本的に「紙のチケット(実券)」または「引換券」として運用されているため、スマホの電池切れや通信エラーを心配する必要がありません。アナログですが、確実に使える安心感は絶大です。
※購入先により紙チケット/QRチケット/引換が必要な場合があります。

2. 次世代のスタンダード「Okinawa Fun PASS」

スマホ一つで完結させたいデジタル派に圧倒的な支持を得ているのが「Okinawa Fun PASS(沖縄ファンパス)」です。Klook(クルック)やKKdayといった海外発の予約プラットフォームで購入でき、購入直後からQRコードを表示して利用可能です。

このパスがユニークなのは、観光施設だけでなく「ブルーシールアイスクリーム」の無料券や、ハンバーガーショップでの食事券など、グルメや体験も選択肢に含まれていること。「観光地ばかり5箇所も回る体力はないけど、カフェで休憩しながらのんびり楽しみたい」という女子旅やカップルには、この柔軟性が非常に魅力的に映るはずです。

3. 楽天ユーザー必見の「沖縄GoGo!パス」

楽天トラベル観光体験などで販売されている「沖縄GoGo!パス」も有力な選択肢です。基本的な構造は他のパスと似ていますが、やんばるエリアの自然体験施設(大石林山や恐竜パークなど)が充実している傾向があります。また、楽天IDで購入すれば楽天ポイントが貯まる・使えるというメリットも見逃せません。

パス名称形式美ら海水族館特徴・メリットこんな人におすすめ
美ら海とくとく5パス紙(実券)〇(必須)沖縄観光のド定番。
主要施設がほぼ網羅されている。
初めての沖縄旅行で、
王道スポットを制覇したい家族連れ。
Okinawa Fun PASSデジタル〇(選択可)アプリ完結。
アイスや食事券も選べる。
チケット管理が面倒な方や、
カフェも楽しみたい方。
沖縄GoGo!パス
(楽天トラベル観光体験 等)
紙/デジタル〇(必須)大石林山など自然系に強い。
楽天ポイントが使える。
楽天経済圏の方や、
自然体験を重視したい方。

どれも魅力的ですが、一番の選び方のポイントは「スマホで済ませたいか、紙で持っておきたいか」です。特に高齢のご両親との旅行などでは、手元に残る紙チケットの方が「あと何箇所回れるか」が可視化できて安心かもしれません。

ここがポイント

どのパスも利用開始から「5日間」などの有効期限があります(Okinawa Fun PASSの場合は有効期限は購入先・シリーズで異なるため、購入画面の条件を要確認(例:28日+5日/1年以内に有効化など))。2泊3日の弾丸旅行ですべてを回ろうとするとスケジュールがカツカツになるので、無理のない計画を立てましょう。

美ら海とくとく5パスの口コミ

数あるパスの中でも、特に利用者が多く「定番」と言われる「美ら海とくとく5パス」。しかし、購入を検討している皆さんにとって一番気になるのは「本当に元が取れるの?」「使い勝手はどうなの?」というリアルな部分ですよね。ここでは、実際にこのパスを利用するシミュレーションを行いながら、その経済効果と注意点を深掘りしていきます。

電卓を叩いて検証!損益分岐点はどこだ?

現在の「美ら海とくとく5パス」の価格は、5,800〜5,900円前後(販売元・時期で変動)です。「6,000円近く払うなら、普通に払っても変わらないんじゃない?」と疑う気持ち、よく分かります。そこで、具体的な数字で検証してみましょう。

まず、パス代金5,900円から、沖縄旅行で外せない「沖縄美ら海水族館」の定価2,180円を差し引きます。
5,900円 - 2,180円 = 3,720円

この残った「3,720円」を使って、リストにある他の4施設に入場することになります。つまり、1施設あたりの単価がいくら以上ならお得になるかというと…
3,720円 ÷ 4施設 = 930円

結論が出ました。「入場料が930円以上の施設」を4つ選べば、確実に元が取れるということです。

絶対にお得になる「勝ちパターン」の組み合わせ

では、リストの中で「単価が高い(=割引効果が高い)」施設はどこでしょうか。以下の施設は通常料金が1,500円〜2,000円クラスなので、これらを組み合わせるのが賢い使い方です。

例えば、こんなコースならどうでしょう。
【沖縄満喫ゴールデンルート】
美ら海水族館(2,180円)
②おきなわワールド(2,000円)
③琉球村(2,000円)
ネオパークオキナワ(1,600円)
古宇利オーシャンタワー(1,000円)

これらを定価で回ると合計8,480円になりますが、パスを使えば5,900円。なんと一人あたり2,580円もお得になります!(あくまで一例で価格は変動)家族4人なら1万円以上の節約!これは美味しいランチやディナーを追加できちゃう金額ですね。

ここだけは注意!「引換」の壁

このパスの数少ない弱点は、購入後に「チケットの実券」への引き換えが必要なケースがあることです。多くのプランでは那覇空港の到着ロビーにある旅行会社カウンターで引き換えますが、到着便が夜遅い場合や、カウンターが混雑している場合は時間のロスになります。事前に「どこで引き換えるのか」「営業時間は何時までか」を必ず確認しておきましょう。

道の駅で美ら海水族館券を購入

「周遊パスがお得なのは分かったけど、ウチは小さい子供がいるから5箇所も回れないよ」「今回はリゾートホテルでのんびりするのがメインだから、観光は美ら海だけでいい」という方も多いはずです。そんな「一点突破型」の旅行者に最強のソリューションを提供してくれるのが、沖縄自動車道の終点にある「道の駅許田(きょだ)」です。

なぜ「許田」がチケットの聖地と呼ばれるのか

那覇から高速道路を走って約1時間。許田インターチェンジを降りてすぐ右手に見えてくる賑やかな施設が「道の駅許田」です。ここは全国の道の駅ランキングでも常に上位に入る超人気スポットですが、その人気の秘密の一つが「割引チケット販売」です。

ここで販売されている美ら海水族館のチケット価格は、大人2,000円(定価2,180円)です(※2025年12月時点)。
以前はもっと安かった時期もありましたが、価格改定後も依然として定価よりはお得な設定になっています。

美ら海以外も「バラ売り」で安い!

道の駅許田のすごいところは、美ら海水族館だけでなく、周辺の人気観光施設のチケットもバラ売りで安く買える点です。

  • ナゴパイナップルパーク
  • ネオパークオキナワ
  • OKINAWAフルーツらんど
  • 古宇利オーシャンタワー

周遊パスのように「5箇所も回らなきゃ」というプレッシャーがなく、「今日は雨だから植物園に行こうかな」「時間が余ったからパイナップルパーク寄ろうかな」という感じで、その日の天気や気分に合わせて現地調達できる柔軟性が、個人旅行者にはたまりません。

【最重要】支払いは現金のみです!

道の駅許田のチケット売り場における最大のトラップは、支払いが基本的に現金(日本円)のみであることです。クレジットカード、電子マネー、QR決済は使えません。お土産コーナーではカードが使えるのに、チケット売り場だけは現金のみという運用なんです。「せっかく着いたのに手持ちの現金がない!」となってATMに走る旅行者をよく見かけます。ここに行くときは、必ずニコニコ現金払いができるよう準備しておきましょう。

コンビニで買える前売り券情報

旅行前に地元のローソンやファミリーマート、あるいは那覇に着いてからのコンビニで前売り券を買おうとしている方もいるかもしれません。確かにコンビニの端末(LoppiやFamiポートなど)で購入するのは、どこにでもあるので手軽で便利ですよね。24時間いつでも買える安心感もあります。

コンビニチケットの「割引率」の真実

しかし、ここで残念なお知らせがあります。「割引チケット」としてコンビニの前売り券を期待しているなら、その効果は限定的です。
美ら海水族館の場合、コンビニで購入できる前売り券の価格は定価と変わらないか、あるいは数十円〜100円程度の割引に留まるケースがほとんどです。先ほど紹介した「道の駅許田」と比較すると、価格面でのメリットは薄いのが現状です。「1円でも安く買う」ことが目的なら、コンビニは最適な選択肢とは言えません。

それでもコンビニで買うべき理由とは?

では、なぜ多くの人がコンビニでチケットを買うのでしょうか?それは「時間の節約(タイムパフォーマンス)」という圧倒的なメリットがあるからです。

ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの繁忙期、美ら海水族館の現地チケット売り場には凄まじい長蛇の列ができます。炎天下の中、チケットを買うためだけに30分以上も並ぶのは、体力を消耗しますし、何より限られた旅行の時間がもったいないですよね。
コンビニで前売り券を買っておけば、その行列をスキップして直接入館ゲート(自動改札機)に向かうことができます。「数百円の割引よりも、30分の時間を買いたい」「子供がぐずるのを防ぎたい」という方にとっては、定価に近い価格であっても、コンビニチケットは十分に「元が取れる」賢い選択肢と言えるでしょう。

SA/PAでの販売は終了傾向

かつては沖縄の高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)でも大幅な割引チケットが売られていましたが、近年はその取り扱いが終了していたり、割引率が大幅に縮小されたりしています。古い情報を信じて「中城PAで買えばいいや」と思って立ち寄ると、定価販売しかなくてガッカリ…なんてこともありますので、最新情報のチェックは必須です。

沖縄ファンパス等の電子版

ここ数年で一気に普及したのが、スマホ画面を見せるだけで入場できる「Okinawa Fun PASS(沖縄ファンパス)」などのデジタルチケットです。Klook(クルック)やKKday(ケイケイデイ)といった旅行予約サイトで購入でき、購入後すぐにQRコードが発行されます。

「観光・グルメ・体験」を自由にミックス

このOkinawa Fun PASSが他の周遊パスと大きく違う点は、観光施設の入場券だけでなく、「グルメ」や「体験」も選択肢に含まれていることです。例えば、以下のような特典を選ぶことができます。

  • ブルーシールアイスクリーム:シングルアイスが1つ無料でもらえる引換券。
  • Zooton’s(ズートンズ):人気のハンバーガーセットが割引または無料。
  • ショッピング割引:ドラッグストアやドン・キホーテでの割引クーポン。

「観光地を5箇所も回る体力はないけど、カフェ巡りやショッピングは楽しみたい」という女子旅やカップルには、この「ライフスタイル密着型」のパスが非常に好評です。観光の合間にアイス休憩を挟むとき、財布を出さずにスマホ画面を見せるだけでアイスがもらえる体験は、ちょっとした優越感も味わえますよ。

購入前に要注意!「シリーズ」の違い

Okinawa Fun PASSを購入する際、最も気をつけなければならないのが「シリーズ(券種)」の選択です。主に以下の2種類があります。

  1. 美ら海シリーズ:沖縄美ら海水族館の入館券が含まれているタイプ。
  2. 超得(Value)シリーズ:美ら海水族館が含まれていないタイプ。

価格が安いからといって飛びつくと、実は「超得シリーズ」で、一番行きたかった美ら海水族館が含まれていなかった…という失敗談をよく耳にします。「当然水族館も入っているだろう」という思い込みは危険です。美ら海水族館に行く予定があるなら、必ず詳細を確認して「美ら海」という文字が入っているプランを選んでください。

また、デジタルチケットならではの注意点として、スマートフォンの充電切れや、通信電波の状況には十分注意が必要です。万が一に備えて、QRコードの画面をスクリーンショット(画像保存)しておくことを強くおすすめします。

沖縄観光の割引チケット選びの注意点

ここまでお得なチケットを紹介してきましたが、安さだけで飛びつくと「結局使えなかった」「逆に高くついた」なんて失敗をしてしまうこともあります。ここからは、購入前に必ずチェックしておきたい注意点をいくつかシェアします。

沖縄観光の割引チケット選びの注意点

レンタカーなしのバスセット

最近は「免許を持っていない」「ペーパードライバーで運転が不安」「リゾートでお酒を飲みたいから運転したくない」という理由で、レンタカーを借りずに沖縄旅行を楽しむ方が増えています。そんな「非レンタカー派」の方が、これまで紹介したような入場券だけの割引チケットを買ってしまうと、後から交通費が高くついて驚くことになります。

沖縄の移動費は意外と高い!

例えば、那覇市内から美ら海水族館がある本部町までは、約90kmもの距離があります。これを路線バスや高速バスで往復すると、正規運賃で一人あたり4,000円〜5,000円近くかかってしまうこともザラです。これに入館券2,180円を足すと、一人7,000円オーバー…。これでは周遊パスで数百円節約しても、交通費で赤字になってしまいます。

「バスセット券」こそが正解の節約術

そこで活用したいのが、バス往復乗車券と観光施設の入館券がセットになったパッケージ商品です。

サービス名内容・特徴
沖縄エアポートシャトル那覇空港・市内とリゾートエリアを結ぶ特急バス。
往復乗車券+美ら海水族館入館券のセットプランがお得。
やんばる急行バス乗り換えなしで美ら海まで直行。
独自の割引セット券を販売している場合がある。
定期観光バスバスガイド付きで、美ら海+古宇利島+御菓子御殿などを効率よく巡る。
※入場料が含まれるか要確認!

特に「定期観光バス」はコスパが良いですが、一つ注意点があります。ツアー料金(相場7,000円台〜)の中に、美ら海水族館の入館料が含まれているコースと、別途現地払いが必要なコースが混在しています。「安い!」と思って申し込んだら、現地で追加料金を払うことになった…というケースもあるので、申し込み前に「旅行代金に含まれるもの」の欄を必ずチェックしてください。「移動手段とチケットは別々に買わない」のが、車なし旅行で損をしないための鉄則ですよ。

DMMかりゆし水族館の最安値

那覇空港のすぐ近く、ショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」に併設されている「DMMかりゆし水族館」。最新の映像技術と空間演出を駆使した、まさに「映える」水族館として若者やファミリーに大人気です。空港からバスで20分程度というアクセスの良さから、到着直後や帰りのフライトまでの空き時間に利用する人も多いスポットです。

変動料金と公式割引をチェックせよ!

まず知っておきたいのは、DMMかりゆし水族館は時期によって入館料が変わる「変動価格制(ダイナミックプライシング)」を導入していることです。繁忙期は価格が上がるため、事前のチェックが欠かせません。

割引に関しては、道の駅などでバラ売りされていることは少ないですが、実は公式サイトでの事前購入が非常にお得です。
例えば、公式サイト(Webチケット)では以下のような割引プランが出ていることがあります。

  • 早割チケット:前日までの購入で10%OFFなど。
  • イブニングチケット:17時以降の入館で約30%OFFになるお得なチケット。

「周遊パスまでは買わないけど、ここだけは行きたい」という場合は、まずは公式サイトの「チケット購入」ページを見て、早割や時間限定割引がないか確認するのが最安値への近道です。もちろん、「Okinawa Fun PASS」などの対象施設にも含まれているので、他の施設と組み合わせるならパス利用も賢い選択です。

おきなわワールド等の施設割引

日本最大級の鍾乳洞「玉泉洞」や、迫力満点のスーパーエイサーショーで知られる「おきなわワールド」。ここも沖縄旅行では外せないスポットですが、通常入場料は大人2,000円と、沖縄の観光施設の中では比較的高めの設定です。

「高い施設」ほどパスで回れ!

実は、こういう「単価が高い施設」こそ、周遊パスで選ぶべき場所なんです。周遊パスの価格は固定なので、高い施設を選べば選ぶほど、割引率(お得度)が跳ね上がります。おきなわワールドは見どころが多く、ショーを見たり体験工房に参加したりしていると、平気で2〜3時間は滞在してしまいます。その満足度を考えれば2,000円は決して高くありませんが、パスを使えば実質1,000円以下で楽しめるわけですから、これを利用しない手はありません。

逆にやってしまいがちな失敗が、入場料が500円〜600円程度の「安価な施設」ばかりをパスで回ってしまうこと。これだと、定価の合計額がパス代を下回ってしまい、結果的に「普通に窓口で払ったほうが安かった」という悲しい事態になりかねません。パスを買うときは、あらかじめ行きたい施設の定価をざっと調べて、「2,000円クラスの大物」を優先的にパスの枠に組み込み、安い施設は現地で現金払いにする。この「使い分け」ができるようになると、あなたはもう沖縄旅行の上級者です。

障害者割引の適用条件を確認

もし、ご自身やご家族、同行者の中に障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)をお持ちの方がいらっしゃるなら、周遊パスを買う前に必ず確認してほしいことがあります。それは、「沖縄の主要観光施設は、障害者割引の割引率がものすごく高い」という事実です。

「無料」になるケースが非常に多い

一般的な観光地では「本人半額」というケースが多いですが、沖縄の主要施設では「全額免除(無料)」になる場所が少なくありません。代表的な例を見てみましょう。

  • 沖縄美ら海水族館:手帳をお持ちの方と、その付添人1名が入館無料になります。
  • 首里城公園:有料区域の入場料が、手帳所持者と付添人1名まで無料です。
  • 沖縄県立博物館・美術館:手帳所持者と付添人1名が無料(常設展・コレクション展など)。

「割引」ではなく「無料」なんです!この場合、高いお金を出して周遊パスを買ってしまうと、完全に無駄金になってしまいます。事前購入などは必要なく、現地のチケット売り場や改札で手帳(または障害者手帳アプリ「ミライロID」)を提示するだけでスムーズに入場できます。

沖縄観光の割引チケット総括

ここまで色々な割引チケットを見てきましたが、結局のところ「誰にでも当てはまる唯一の正解」はありません。ご自身の旅のスタイルに合わせて選ぶのが一番です。最後に、タイプ別のおすすめをまとめておきます。

あなたにピッタリのチケットはこれ!

  • 初めての沖縄&車あり:主要スポットを網羅した「美ら海とくとく5パス」
  • 美ら海だけ行きたい「道の駅許田」で現金購入(※2,000円)
  • スマホで管理&グルメも楽しむ:アプリ完結の「Okinawa Fun PASS」
  • 免許なし・運転不安:交通費込みの「バスセット券」または「定期観光バス」
  • DMM水族館に行く:公式サイトの早割・夕方割をまずチェック
  • 障害者手帳をお持ちの方:パスは買わずに現地で手帳提示(無料・割引活用)

チケット選びは、旅の準備の中でも特にワクワクする「作戦タイム」です。「浮いたお金で、あのお店のアグー豚しゃぶしゃぶを追加しようかな」「ホテルの部屋をワンランクアップグレードしちゃおうかな」なんて想像しながら選ぶのも楽しいですよね。ぜひ、この記事を参考にして、あなたにぴったりのチケットを見つけてください。そして、賢くお得に、最高の沖縄の思い出を作ってきてくださいね!

免責事項

本記事で紹介した価格やチケット情報は、記事執筆時点(2025年12月)のものです。沖縄の観光施設では価格改定や変動料金制の導入が進んでおり、記載内容と実際の価格が異なる場合があります。購入前や出発前には、必ず各公式サイトにて最新情報をご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次